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オリックスバッファローズ、パ・リーグ3連覇達成の要因は?

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 今年のプロ野球のペナントレースはセ・リーグ、パ・リーグの両リーグとも9月中に決着がつきました。予想以上に早かったですね。

 特にパ・リーグはオリックスバッファローズが9月20日に早々と優勝を決定し、何と3連覇を決めましたね。昨年はソフトバンク、ロッテと3つどもえの死闘を繰り広げ、最終戦でオリックスが勝利して逆転勝ちで優勝を決めたのに比べると、今年のオリックスは首位に立ってからその座を譲ることなく、危なげない堂々の優勝となりました。今日は今回のオリックスバッファローズの優勝について考察してみたいと思います。

 

1.山本由伸、宮城を中心にして飛びぬけて安定していた投手力

まずは何といっても、山本由伸を筆頭に安定して勝ちを積み重ねていく強力な投手陣の活躍によるものが大きいでしょう。

9月末の現時点で山本由伸の成績は16勝6敗、防御率が1.21と断トツの成績を収めています。

続く宮城大弥が10勝4敗、防御率2.35という成績で続いています。

 そのほかの投手陣でも山下舜平太、山崎福也、田島などの先発陣に加え、リリーフ陣には昨年からブレイクし、WBCにも参加した宇田川、山崎爽一郎、中継ぎ陣としては阿部、近藤、ベテラン陣としては平野佳樹、比嘉などが控え、分厚い投手陣のおかげで先に2点、もしくは1点でも取れればそのまま勝ちにもちこめるだけのスタッフをかかえています。

 この、他チームから見ればまさに贅沢ともいえる投手陣のおかげで、まさにつけこむスキを与えないまま今年のオリックスバッファローズはリーグ優勝まで突っ走ったのです。

2.打撃面では若干物足りない、森友哉、頓宮祐真のおかげでかろうじて競り勝ったイメージ

 投手陣に比べると打撃陣は今一つ迫力に欠けました。それもそのはずで昨年の四番打者吉田正隆がメジャーリーグに移籍し、ここぞという時の決定力が薄れてしまったのです。

 それでもやはり今年FAで西武ライオンズから入団した森選手の力は大きかったですね。じりじりとした貧打線の戦いの中、最後の最後に森選手が目の覚めるようなホームランを放ってゲームを決めるといった展開が何試合もありました。さすがにFAで4年18億という金額で獲得した選手だけあって、その値打ちは十分あったというべきでしょう。

あとパ・リーグの首位打者を走ってきた頓宮選手が今年打撃が開眼して何とかその穴は埋められたような気がします。

3.最大の戦力は中島監督を中心としたの首脳陣のチームマネジメント能力

 今年のオリックスのⅤロードを支えた一番の力は何かといえば、やはり中島監督のチームマネジメント力が大きかったと言わざるを得ません。

各選手の調子をしっかりと見極め、その時の調子のいい選手でチームを編成し、疲れがたまってきて調子が落ちてきた選手がいるとすぐに先発メンバーからはずして休養させたりして決して無理をさせないようにしていたのが印象的でした。

 優勝が決定したときに、昨年までオリックスのコーチ兼選手であった能見さんがコメントしていましたが、中島監督ってどんな監督ですかという質問に、「本当に選手のことをよく見ている監督です。」と答えておられて、なるほどなあと思いました。

 また中島監督は他の球団のどの監督に似ていますかという質問に、「どの監督にも似ていないと思います。」と言っていたのが大変印象的でした。

中島監督はふだんは口数も少なくじっとメモをとっている印象が強いのですが、ちょっとしたところで選手に話しかけ、調子を聞き、アドバイスをしておられることが多いようです。

えらそうにあれこれ指示をするのではなく、人柄も気さくな方で、選手の中にはいり、選手の気持ちをしっかりとつかんで指導する、新しい時代の新しいスタイルの監督さんと言っていいのではないかと思います。

4.まとめ:新しい時代の野球の姿を見せてほしい

 もちろんプロ野球の球団が優勝に到達するまでには年間143試合という長丁場のなかでいろいろな要素が絡まりあって、結果が出るものがあれば結果の出ないものもあるわけで、一概にこれが原因だと単純に決めつけられるようなものではありません。

 しかし少なくとも今年のオリックスバッファローズの選手たちの躍動する姿を見るかぎり、オリックスというチームが安定した黄金期に差し掛かっているという印象を受けたのは私だけではないでしょう。

 若くて生きのいい選手と、中心世代のいわゆるベテランと言われる選手たちがお互いに刺激しあい、全員がうまくかみ合って、優勝を勝ち取っていく姿というのは、まさに野球を見る一つの醍醐味といってもいいと思います。

特に大きな特徴は、まさに山本由伸、宮城、山下舜平太、山崎福也、田島、東といったそうそうたる先発陣が150kmから160kmの豪速球を投げ込み、1点でも先行すれば山岡、宇田川、山崎爽一郎などのリリーフ陣がこれまた150kmから160kmの豪速球を投げ込んだ上に、平野佳樹や比嘉などのベテラン陣がそのまま抑え込んでしまうという野球の新しいスタイルを見せてくれています。

 これからまたオリックスファローズというチームがさらに強くなり、個人もチームも一段も二段も上のレベルに成長していきながら、新しい時代の野球の姿を見せてくれることを楽しみにしていきたいと思います。

 

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